糖鎖とは、体の機能、細胞のアンテナ、免疫、脳神経、しわたるみ、など若返りのもととなって体をコントロールします
細胞のアンテナ糖鎖とは?! 糖鎖栄養素について!脱髄によって引き起こされる病気は糖鎖がカギを握っているという研究報告が相次いでします。
多発性硬化症は、数ある脳の病気の中でも症状が重く社会復帰が難しい病気であるといえます。神経細胞を保護する髄鞘という組織に炎症が生じて障害が発生する脱髄疾患の一種です。多発性硬化症は、脳組織の髄鞘に発生するため複数の障害を発生するという特徴を持っています。多発性硬化症は、根治治療はないのが現状で症状の緩和を目的とした内科治療が行われます。
落語家の林家こん平師匠も多発性硬化症(MS)でリハビリ治療をされています。(2004年9月から『笑点』を降板)2015年笑点に24時間テレビで一時復活されました。
脱髄 神経細胞には軸索と呼ばれる突起があり、それがほかの神経細胞に繋がって細胞間の情報(神経信号)をやり取りしている。通常は軸索が髄鞘(ミエリン鞘)と呼ばれる絶縁体に覆われて保護されていることで、正常に情報が伝達されているが、さまざまな原因によりこの髄鞘が破壊されることを脱髄と言う。脱髄が起ると正常な情報伝達ができなくなり、しびれや麻痺を引き起こす。
脳は、数千億個の神経細胞が神経回路を形成して、情報を処理しています。情報はその中を電気信号として伝わりますが、神経細胞に絶縁体をきつく巻き付ける事によって高速度通信が可能になります(オリゴデンドロサイト)
これを髄鞘(ずいしょう)と言いますが、これを作るのに糖鎖が無くてはならない、とされています。糖鎖がないとオリゴデンドロサイトがきつく巻きつけずに、完全な絶縁体を作ることが出来なくなります。この髄鞘に関わる糖鎖を壊したマウスは、震えや運動失調があらわれ、すぐに死んでしまうと報告されています。
注)オリゴデンドロサイト:中枢神経系に存在するグリア細胞で、軸索に巻きついて髄鞘を形成および巻きついた神経細胞の維持と栄養補給の機能を持つ。ひとつのオリゴデンドロサイトは数本の突起を伸ばし、それぞれの突起が異なる神経細胞の髄鞘となることが知られている。神経幹細胞に由来する。
理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、脳に発現する糖転移酵素「N-アセチルグルコサミン転移酵素IX (GnT-IX)」が作る分岐型O-マンノース糖鎖が脱髄を進行させることを発見し、この糖鎖が多発性硬化症をはじめとする脱髄疾患治療のための新たなターゲットになる可能性を示しました
脱髄疾患は、神経を覆っているミエリンが消失し(脱ミエリン化)、神経信号がうまく伝達できなくなるため、四肢のしびれなどさまざまの神経症状が出る原因不明の難病です。病気の進行には脳内に存在するアストロサイトなどの細胞の活性化が関わっています。脱ミエリン化を抑制し、再ミエリン化を促すことが治療の鍵とされています。
糖鎖栄養素補給により、未成熟なオリゴデンドロサイト前駆細胞が髄鞘を産生できる成熟したオリゴデンドロ細胞へ分化出来るようになると推測されます。ポリシアル酸などの脳に特異的に発現する糖鎖が脱髄を制御していることも分かってきました。このようなことから、脱髄が原因で引き起こされる病気(CIDP,多発性硬化症、ギランバレーなど)にも希望が持てることが分かってきました。まさに子ども・大人の脳の発達、機能改善に糖鎖が、大きくかかわっていると言われているのです。
免疫細胞が誤った情報で、自分を攻撃してしまうのが、自己免疫疾患。糖鎖栄養療法はこういった免疫異常を正常に戻すことで健康な体を目指すことが出来ます。体のシステムに深くかかわっているのが糖鎖栄養素と言えるのです。
多発性硬化症が改善した例
この物語は2002年の12月3日に始まりました。
1977年に進行性のMS(多発性硬化症)と診断され1996年に主治医がある抗酸化剤を私に勧めてくれるまで徐々に症状が悪化して行きました。1996年から抗酸化剤だけではなくて4種類の新しい薬を摂ることになりました。それから3ヶ月程度してMSは安定して来ました。糖鎖栄養療法を始める直前に医師は2002年当時MSが6年間安定していると診断してくれました。
この3ヶ月間に改善を維持することは出来ましたが、その後更なる改善が進むことはありませんでした。ところが1999年に私は事故に会い、左の腰を骨折してしまいました。股関節がなくなってしまったので、私は車椅子を使うことを余儀なくされました。そして移動するために人の助けが必要になってしまったのです。でもそれ以外の身体の機能は1996年以来特に変化はありませんでした。
2002年の12月3日から糖鎖栄養素を使い始めましたが、それ以来経験したMSに関する顕著な改善を以下に記します。
1.筋肉に力が付き、前よりも真っ直ぐ立つことが出来るようになりました。(まだ人の助けは必要でした)動く時に背中がバナナのように曲がっていたのですが、いまではほとんど真っ直ぐです。
2. 歩行器を使っての歩行練習は糖質栄養素を使い始めて以来格段に改善しました。11月には90メートル歩く間に9から35のしっかりした歩行が出来ましたが、今では701歩も踏むことができるのです。
3. 腸の動きも正常になりました。排便も正常です。4月以来ラクツロース(便秘薬)を使っていません。以前は毎日ラクツロースを必要としていたのです。
4. 夜間のお小水のコントロールが改善されました。以前は夜中に2,3回起きていたのですが朝3時ごろまでぐっすり眠れます。2回起きることはほとんどありません。
5. 昼間のお小水のコントロールも楽になりました。1時間ぐらい我慢が出来るのです。以前は尿意を催すと全く我慢が出来なかったのです。これはとても大きな改善です。
6. 以前は全く出来なかったことですが、お風呂で座っていることが出来るようになっています。
7. 私は週に2回水治療法を行っているのですが、これに関しても足の動きに関して、顕著な改善がありました。右の膝を12月の頃よりも2倍以上高く上げることができるのです。
8. 睡眠時無呼吸も無くなりました。3ヶ月目に主人のマイケルが2003年の6月以来この症状が無いことに気が付きました。主人が言うには私は静かに眠ることが出来るようになり、朝の目覚めがとても良くなりました。糖鎖栄養療法を始める直前は、私は最大で1分45秒も呼吸をしていなかったと言うのです。とても怖い状態だったと主人は言っています。
9. 左のかかとの感覚が戻って来ました。以前は余り感覚が有りませんでした。
10. 左足が温かく感じるようになりました。皮膚の温かさを感じるのです。以前は夏でも冷たかったのです。
11. 以前は左足は不随意収縮のために上がってしまうのを避けるために車椅子のペダルにひもで縛っていました。以前は良く外れてしまったのですが、今では紐で結ばなくてもペダルの上に足を置いておけるようになりました。
12. 寝ている間に両方の足が、不随意収縮のため曲がって膝が6インチぐらい上がってきてしまったのですが、これも全くなくなりました。
13. 自分でベッドの中に足を入れることが出来るようになりました。以前は主人に入れてもらわなければならなかったのです。
14. 車椅子に乗ってから自分で位置を調整することが出来るようになりました。以前は 主人に手助けをしてもらわなければならなかったのです。
15. 車椅子に座った状態で床のものを拾うことが出来るようになりました。以前は全くできなかったのです。
16. これ以外にも筋力が付いてきたので、改善されたことは沢山あります。全部挙げるときりがありませんが、主人に言わせると最も大きな変化は私を移動させるのがとても楽になったということです。これは私の体重が減ったこともありますが、足の力が付き自力でかなり動けることが出来るようになったからです。
17. 2003年の9月には主人が私の椎骨の縮みが半分以下になっていることに気が付きました。
18. 2004年の2月には私は安定剤であるジアゼパムから解放されました。ジアゼパムは 私が横になっている時に足を楽にするために使われていました。私が今使っている唯一つの薬は血圧のために使っているAccuprilだけになりました。しかも分量は以前の半分です。
19.その年の5月に素晴らしいことが起こりました。これまで私の歩行訓練は主人の助けを必要としていましたが、主人の助けをもらわずに独力で出来るようになったのです。このことにはとても努力が要りました。最初の日の朝は15歩、2日目は30歩、そして3日目には70歩、そして次の朝は1123歩というように。やり過ぎないように注意深く続けています。このような回復は身体の機能的な面が改善されているのだと感じております。
個人差はあるにしても、糖鎖栄養素が脱髄に関連するMSに対して何らかの機能改善に関わっていると言うことをお伝え出来ると思っています。
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